ダート馬の発展
3歳の競走馬を対象としたクラシックシリーズは、全て芝のフィールドを用いて行われます。そのため、ダートをメインに走っている競走馬は、勝機は薄いにしても賞金獲得のためにはやむを得ずエントリーすると言うのが主な流れでした。
フェブラリーステークスがG1にグレードアップするまでは、交流重賞を除いては中央開催の重賞レースだけが唯一の活躍場所でした。G1レースもレース毎に距離が違いますし、芝のコースを使用して行われていたものでした。
フェブラリーステークスというG1が出来てから、ダート重賞をメインに走る馬が続々と誕生します。両親からダート適正を受け継ぎ、スピード以外にもダートをこなすパワー、そしてスタミナを携えてダートレースそのものに活路を見出したのです。更に芝のレースを主に開催する日本競馬にとって、ダート馬の発展と共にダート界の向上に繋がります。
ダートは芝とは違い、砂を敷きつめられたフィールド上で走るため、芝と比べてもスピードは落ちてしまいます。そのため後方からの追い込みなどは、未勝利や条件クラス以外ではまず不可能であり、基本的に先行型が有利となります。
安定したスピードとパワー、スタミナの3拍子が揃って、尚且つバランスにも優れている馬がレースをものにするので、ダートレースは競走馬の実力が大いに試されるレースでもあるのです。芝のレースにも劣らないダート重賞も数々誕生して、日本のダート界も益々レベルアップが期待されています。

