前代未聞の快挙達成なるか?
エスポワールシチーといえば、2010年のフェブラリーステークスを制した馬としてその名を轟かせました。
格安のクラブ馬といわれながらも、現在交流G1で5勝を挙げるなど、
今後の日本ダート界の記録が期待されるのはもちろん、世界への挑戦も期待されています。
そしてその強さを不動のものと位置付けたのは、このフェブラリーステークスの制覇でした。
エスポワールシチーが見せてくれるレース展開といえば、
圧倒的なスピードを持続させそこから繰り広げる先行押し切りという運びです。
このレース運びは、2004年に活躍した同じクラブ馬である、タップダンスシチーを連想させます。
彼ら2頭の馬に共通して言えるのは、按乗の佐藤哲三の得意とするスタイルであるということで、
騎手が好騎乗であるときに、応えることのできる馬の努力と成長がなせるものでしょう。
横綱競馬とも呼ばれるほどの、安定したラップ刻みとスタミナが要求されるレース展開で、
先行押し切りのスタイルでライバルの馬たちや他の馬を全く寄せ付けない、
完封ともいえる走りで2009年のジャパンカップダートを制覇し、ダート界の頂点に立ちました。
この圧倒的な強さは、天候や展開に左右されない脚質から生み出され、現在もその地位を保っています。
世界参戦が期待される中、2010年に予想されていたドバイワールドカップは回避しましたが、
次はいよいよダートレースの本場である、アメリカBCへの参戦を表明しました。
最強と呼ばれたサウスヴィグラスを父とする国内ダート血統による海外レースの制覇は、
競馬ファンだけでなく、競馬関係者や生産界といったあらゆる競馬関係者が夢であり目標としているところです。
もし、アメリカBC制覇となれば、それはもう前代未聞の快挙達成となることでしょう。
そして、その夢を背負いいよいよ佐藤哲三騎手とともに世界へ挑戦するのです。

